今日(2010.05.28)は南方向の Es が好調で、17:00 JST 頃から、
50 MHz で XV1X が入感し始めた。最初は CW バンドで CQ を連打していたが誰も応答する局はなく(下記参照)、17:30 JST 頃から SSB でオンエアし始めた。
そして、事件はそこで起こった!
「This is X-ray Victor One X-ray, 5 up.」とスプリットを指定しており、私は指示通りに up 5 でコールした。ところが、スプリットに気付かないローカルさんが、オンフレでコールを始めてしまったのである。そこで(余計なお世話かもしれないが)、「5 kHz 上を聞いてますよ!」と教えてあげたまでは良かったが、何とその直後に、私は
スプリットのスイッチを入れ直すのを忘れてしまったのである。(ここだけの話だが、実はよくやってしまう。Hi, Hi.)2回オンフレでコールしてしまった直後に、
「GSY さん、スプリット、スプリット!」と今度はローカルの OM さん(の声だと思う)から声がかかった。
穴があったら入りたいほど恥ずかしかった。
XV1X が聞こえ始めた当初は、CW で正真正銘 RST 599 で強力に入感していた。私は、ベトナムは 50 MHz では CW/SSB ともに 10 W で QSO して QSL も CFM しているが、QRP では SSB だけだった。
どうしても CW QRP でベトナムを get したいと常々思っていたが、まさに今日こそ、チャンス到来と確信した。今までの私の経験では、HF/VHF にかかわらず、
相手が RST 599 で入感していれば、私のショボイいアンテナでも、ほとんどの場合 QRP で余裕で QSO できている。(大パイルになった場合は除く。)
RST 559 だと五分五分、RST 539 だと相手の耳頼りとなる。XV1X は、10分以上にわたって RST 599 の CQ を空振りしており、
5 W QRP でも絶対に一発コールの自信があった。しかし、何回コールしても私のシグナルの存在に気付いてくれないではないか。不本意ながら 10 W に QRO してみたが、結果は同じであった。このような場合、QRM/QRN などで相手側の受信状態が極端に悪いか、または、ゲインの低いアンテナにパワーだけぶち込んでいるアリゲーターのどちらかである。そのどちらかを確かめようと、久しぶりに 100 W まで QRO しようとしたところで、XV1X は SSB に QSY してしまい、あっという間に大パイルとなってしまったため、結論は得られなかった。